【乗車記】WEST EXPRESS 銀河 山陽コース下り(2022年1月)
「WEST EXPRESS 銀河 山陽コース下り」の子供連れおすすめ度
・おすすめ年齢:3歳以上(乳児も問題なし)
・おすすめシーズン:冬(夜行列車の雰囲気が長時間味わえます。)
・トイレ充実度:★★★★(おむつ交換は5号車のみ)
・大声許容度:★★★★★(特にグリーン個室は◎)
・飽きない度:★★★(ゴロゴロできる席がおすすめ)
・総合点:★★★★
(詳しい説明は文末をご覧ください)
1、乗った列車の情報
乗車日:2022年1月
区間:大阪→下関
車両:117系 WEST EXPRESS 銀河(M117編成)
乗車設備:普通車指定席「ノビノビ座席/クシェット」
人数:おとな1名、幼児1名
2、コース
(地図と時刻表:WEST EXPRESS 銀河のサイトから引用)
3、乗車の記録
6:50~7:19 大阪駅
乗車前。通勤列車に交じって「WEST EXPRESS 銀河」の案内が表示されています。
乗車は、フリースペースの4号車からです。
入線は発車の10分ほど前。先頭は1号車、最後尾が6号車です。
7:48~7:50 三ノ宮
最初の停車駅は三ノ宮。大阪駅からは30分弱。通勤時間帯で列車も多く、のんびりとした走りでした。車掌さんから六甲山の案内などもあり、いつもの新快速とは違う気分が味わえました。
通勤ラッシュの三ノ宮駅で2分の停車。
7:52~7:53 神戸
三ノ宮を出発するとすぐに神戸に停車。ここで東海道本線が終わり、山陽本線が始まります。ここから先、終点の下関まで500km以上ずーーーっと、山陽本線を走ります。
舞子付近。明石海峡大橋が見えました。いい天気!もちろん、車掌さんの案内もありました。
明石市立天文科学館。JST(日本標準時)の基準、東経135度です。小学生ぐらいの子供を連れて行くと、楽しみながら勉強できますね。
8:10~8:11 西明石
複々線区間はここで終了。ここからは下関まで、複線区間を走ります。大阪を出発してから、もうすぐ1時間!
子供は早くも「たいくつー(退屈)」と言いだしますが、2段ベッドを降りたり上ったり、自分なりに楽しみ方を模索している様子です。
このあたりで、4号車のフリースペースに朝食を受け取りに行きました。
「イスズベーカリー」のパンと、「UCC」のコーヒーです。
一緒に、銀河の案内と、記念乗車証をいただきました。
(朝食について、詳しくは後ほど。)
西明石から姫路までは「新快速」なら約20分、「普通」で40分程度の距離です。
ところが、同じ区間を「特急」のWEST EXPRESS 銀河は、1時間34分もかけて走ります。何故そんなに時間がかかるかというと・・・
運転停車① 大久保
運転停車② 土山
運転停車③ 宝殿
新快速や普通列車をいつも通り走らることを優先すると、銀河はその合間を縫って走らないといけません。定期列車の邪魔にならないように、「運転停車」で時間調整をしながら、姫路に向かうのです。
9:45~9:50 姫路
ようやく姫路に到着!大阪から約2時間半かかりました。ここで、大阪の車掌さんから岡山の車掌さんにバトンタッチです。
姫路で有名な「えきそば」。中華めんに和風だしという独特の組み合わせで有名です。銀河の停車時間で寄るのも、子供連れで立ち食いそばも、ちょっとハードルが高いですが、一度行ってみたいですね。
姫路を出発してしばらくすると、岡山車掌区の車掌さんから、「こどもきっぷ」をいただきました。もちろん、うちの子は大喜び!!
ある意味、銀河のチケットより貴重なきっぷかも。
無料で乗っている幼児なのに・・・本当に有難いです。
姫路から岡山に向かう途中、万富で運転停車。お金持ちになれそうな駅名(笑)
お昼も近付いて、少しづつお酒を飲み始めました。近所のライフで買ってみた、小西酒造の「吟醸 ひやしぼり」。伊丹のお酒です。私の好みとはちょっと違いましたが、まあまあ美味しい!
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おつまみは、同じくライフで買った「黒豆せんべい」
私も子供もいつも食べてる、お気に入りのお菓子。10枚入りをそのまま持って乗り込みました。
11:26~11:34 岡山
大阪から約4時間かけて、岡山駅に到着。黄色い普通電車やタラコ色の気動車に交じって、8000系アンパンマン列車(アンパンマンしおかぜ)や、マリンライナーなど、四国の列車も見ることができます。
岡山駅の表示は「特急 WEST EXPRESS 銀河」
WEST EXPRESS 銀河の先頭。停車するたびに撮りたくなる・・・
岡山を発車したところ。銀河の仲間、117系が停車していました。
11:52~11:55 倉敷
岡山の次は倉敷。乗降はありませんが、たくさんの方が見送ってくださいました。発車すると、水島臨海鉄道もチラッと見えました。
岡山出発後、昼食の配布と車内販売が始まりました。(混雑を避けるため、遅めに行きました。)
車内販売は、
・瀬戸内レモンかまぼこ(岡山の「はせい」さんの商品)
・銀河グッズ
・岡山地域商品(飲み物、お菓子など)
買いたいものはいろいろありますが、お財布次第ですね(笑)
お弁当は、岡山の「三好野本店」さんの「銀河特製 あなご和膳」
子供と2人でシェアしましたが、予想以上に満足!
(内容について、詳しくは後ほど。)
倉敷から福山への途中、笠岡で長時間の停車。普通列車に道を譲ります。
笠岡を出ると、間もなく福山。
お弁当と一緒に、福山の特産品「福山デニム(クラッチトート)」をいただきました。
13:16~14:02 福山
大阪を出発してから6時間。福山駅で前半戦が終了します。
福山駅では「おもてなし停車」という名のハーフタイム!46分間の停車です。
子供はもう飽きてきてて、「ベッドで寝ときたい」と言ってましたが、「ジュース買おう」と言って、何とか外に連れ出しました(^^;)
高架の福山駅、ホームから階段を降りると、横断幕でお出迎えをしてくれました。横断幕持つの、手が疲れそう・・・ありがとうございます。
物産品で気になるのは、やっぱりお酒!!
まずは山野峡大田ワイナリーの「銀河ワイン」・・・ついつい買っちゃいました。
銀河ワイン、去年はロゼ、今年は白だそうです。
「すぐ飲んでもいいですし、半年ぐらい置いてもちょっと違った味が楽しめますよ!」って、2本買ってしまう人もいそうな、素敵なセールストークでした(笑)
ちなみに、PayPayで払ったら、福山市のキャンペーンで20%(594円分)還元されて、ちょっとラッキー!
続いて、「福山わいん工房」の、微発泡にごりワイン「ベリーベリーベリー」も購入。フルボトルのワインと違って、車内でちょっと飲むのにぴったりのサイズです。
ということで、お酒を買って車内に置いてコンコースに戻ったら、「福山城ガイド」がスタート!
このツアーに参加すると、特別に、新幹線のホームに入ることができます。
新幹線ホームで、ボランティアガイドの方が、福山城の説明をしてくださいます。ちょっと子供には難しかった・・・(私にも(^_^;))
やはり、お城より新幹線が気になる、私と息子でした(笑)
ハーフタイムももうすぐ終わり。再度、銀河の乗車します。福山駅の発車案内は「特急」ではなく、「臨時 WEST EXPRESS 銀河」でした。
福山駅を発車。たくさんの方が見送ってくださいました。さあ、後半戦のはじまりです!
糸崎で運転停車、ここで、岡山の車掌さんから下関の車掌さんに交代です。
14:38~14:40 三原
三原駅と、次の西条駅は、銀河の旅の「途中下車可能駅」になっています。銀河から一度下車して、観光等をした後、後続の普通列車で目的地に向かうことができます。
下関に向かう私たちにはあまりメリットがないシステムですが、目的地が広島や宮島口の場合には、三原や西条に立ち寄れる、便利なしくみです。
15:16~15:18 西条
西条と言えばお酒!!寄っていきたいところですが、今回はパス。
そして、西条と言えば、EF210-300!
貨物列車の後部補機として広島から走ってきたEF210-300が止まっていました。
解説:広島から西条・岡山方面に向かう貨物列車は、途中の急勾配(瀬野~八本松間、通称「セノハチ」)をしっかり上れるように、先頭の機関車とは別に、後ろからも機関車(後部補機)で押されて走ります。任務を終えた後部補機は、西条で切り離され、広島に戻ります。
15:49~15:53 広島
大阪を出てから8時間半。夕方の時間帯に入る頃、広島駅に停車します。子供は、「退屈である」という状態にも慣れてきた(笑)ようで、相変わらずベッドを上ったり下りたり、外を眺めたり。それなりに寛いでいました。
広島駅の発車案内には「臨時特急列車」の文字。△1~6という乗車位置は、実態と合っていないですが、変えられなかったんでしょうね(^^;)
16:20~16:24 宮島口
広島を出発すると「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」が4号車で配られます。実際には私は、宮島口駅を過ぎてから取りに行きました。(詳しくは後で)
16:45~16:47 岩国
列車はついに山口県に入って、岩国に停車します。このあたりに来ると、「下関」という行先にも違和感がなくなってきます。
岩国を出てしばらくすると、列車は海岸線を走ります。
途中の柳井で運転停車。降りられるなら、コンビニに行ってコーヒー買いたい!!
夕方から夜へ。海岸線で見える夕日がきれいでした。
18:00~18:02 徳山
このあたりで、周囲は完全に暗くなりました。ここから2時間ほどは、夜行列車の雰囲気が味わえます。
18:42~18:44 新山口
隣に何気なく停まっている列車。ちょっとレアキャラの「115系2扉車」です。
それはともかく、実はこの列車、「特急」WEST EXPRESS 銀河に追い越される、数少ない列車です。西明石までの複々線で何本か普通列車を追い越しましたが、それ以来の追い越し。これで一応、特急列車の面目を保っています(笑)
19:34~19:36 新下関
もうすぐ終点。最後の停車駅は、新下関です。「〇〇のはなし」の駅名標の真ん前に停まりました。
19:45 下関
ついに、下関に到着!12時間以上の長い旅が終わりました。ここに来て「降りたくない!」と言い出す息子(笑)
「また乗ろうね!!」と言いながら、なんとか列車を降りました。
子供が「行きたくない」ということは時々ありますが、「降りたくない」は初めて!!子供にとっても、楽しい体験だったということですね。
降りた後は、先頭まで行って、車庫に向かう「WEST EXPRESS 銀河」を見送ってから、下関駅を後にしました。
以上、大阪から下関までの乗車の記録でした。
4、車内
1号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
グリーン車専用ラウンジ。
普通車の乗客は入れないのですが、岡山駅でドアが開いていたタイミング、たまたま無人だったので、撮らせていただきました。乗ってみたい!!
グリーン車「ファーストシート」
こちらも、グリーン車の人しか入れない場所ですが、岡山駅停車中に、無人の部分を、窓の外から撮らせていただきました。
2人向かい合わせの座席。背もたれを倒すと、ベッドになります。
1人で過ごすにはとても快適そうなのですが、子供連れで長時間過ごすのは、ちょっと苦労しそうです。
2号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
グリーン車の方と女性しか入れない車両ですが、岡山駅停車中に、女性用更衣室(もちろん無人)を外からのぞき見(^^)
座席は、3号車リクライニングシートや5号車のクシェットと同様です。
「母+女の子」の旅行なら、女性専用車のクシェットはおすすめです。(女性専用車両は、空席が多かったので、抽選の競争倍率も低いということですね。)
3号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
フリースペース「明星」
4号車の次に広いフリースペースです。7席ありますがそのうち3席は「距離」のヘッドマークが書かれており、現状は定員4名程度です。
普通車「リクライニングシート」
シートピッチも幅も広い、快適そうなシートが並んでいます。(座ったことはないのですが・・・)ただ、子供連れで、座席で長時間はやっぱりしんどいですね。
普通車指定席「ファミリーキャビン」
3~4名で使えるコンパートメント。段差がないので、乳児連れにも安心です。子供連れにはおすすめの座席の1つ。
ただし、コンパートメントとはいえ、ドアや鍵はなく、壁も筒抜け(ルーバー状)なので、プライバシーや子供の泣き声はちょっと気を遣わないといけません。
4号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
フリースペース「遊星」
乗車している人は誰でも利用できる場所です。乗車駅では4号車から乗ることになっていますし、車内販売や、お弁当や記念乗車証の配布なども、この4号車で行われたりしますので、乗車中に何度かはお世話になる場所です。
広いスペースなので、景色もよく見えます。中には、ほとんど4号車で過ごしていたお客さんもいらっしゃいました。
子供が飽きた時に何度も利用できる、便利な場所です。
5号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
普通車(ノビノビ座席)「クシェット」が5区画あります。昔のB寝台のように、4人1区画で2段ベッドが並んでいます。
座り心地は座席には敵いませんが、長時間の乗車中、いつでも寝転んでお昼寝できるのは、大きなメリットです。ベッドの幅も広いので、大人1人+幼児1人なら十分に寝られる広さです。
そして何より。3歳ぐらい~小学生ぐらいの子供なら、単純に、2段ベッドが嬉しいはず(^^)。また、下段から床面までの高さが低いので、下段であれば、赤ちゃん~幼児を寝かせてもあまり危険がないのも有難いポイントです。
そして、5号車のトイレは、おむつ交換台付き。小さい子供連れにも安心です。(他の号車のトイレにも、小さい子供用のイスがあります。)
一方で、各ベッドは、頭側が薄いカーテンで仕切られるだけなので、プライバシーがしっかり確保されているとはいいがたいのが難点です。赤ちゃんの授乳などは、授乳ケープとカーテンで隠れてするか、2号車の女性用パウダールームを利用させてもらうのが良さそうです。
ということで、ノビノビ座席「クシェット」は、子供連れにもおすすめです。
6号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
グリーン個室「プレミアルーム」
鍵も閉められる個室の「プレミアルーム」は、子供が泣いたり騒いでも安心。赤ちゃんの授乳も室内で落ち着いてできます。広いベッドは、両親+子供2人ぐらい寝られる広さ。
ということで、乳幼児を連れて家族で乗るのにもおすすめです。
フリースペース「彗星」
グリーン車以外の乗客が前面(または後面)の展望を楽しめるのはこのスペースだけ。子供が絶対喜ぶスペースですが、117系なので、運転席との間の窓は高め。小さい子供は抱っこしてあげる必要があります。
おすすめはどの座席?
WEST EXPRESS銀河の中で、私も息子も断然おすすめなのが、グリーン個室「プレミアルーム」です。
扉が閉まりカギがかけられるというプライバシーがしっかり確保されている個室なので、やはり安心です。室内では周りに気を使う必要はないですし、最近は、堂々とマスクを外して過ごせるのも、個室のメリットですね。
赤ちゃんや未就学児を連れて行く場合にも、座る・寝る場所が確保できますし、多少騒いでも迷惑がかからないので、とても気が楽です。
そして、次におすすめなのが「クシェット」。せっかくの銀河、2段ベッドでゴロゴロしながら自由に過ごすのは、他の列車ではできない、とても贅沢な、楽しい経験です。
また、乗ったことはないのですが「ファミリーキャビン」も、小さい子供連れの家族には使いやすい座席です。
選ぶ時の参考にしてください。
5、飲食
山陽コースの下りでは、朝食・昼食・スイーツをいただくことができます。なお、途中で飲食物を購入できるチャンスは少ないので、計画的に入手することが大事です。
(確実に買い物ができるのは、岡山~福山の車内販売と、福山駅の停車時間です。あとは、停車駅のホームで近くに自販機があれば・・・という感じ。)
朝食:「イスズベーカリー」のパン+「UCC」のコーヒー
朝食は、神戸の老舗「イスズベーカリー」のパン。(銀河のマークつき!)
同じく神戸ブランドの「UCC」のコーヒーと一緒にいただきます。
私は、パンもコーヒーも一緒に美味しくいただきましたが、パンを食べた子供の感想は「甘すぎる」。ちょっと好みが分かれる朝食でした。
昼食:銀河特製 あなご和膳
岡山で駅弁も多く手掛けられている「三好野本店」さんのお弁当。煮穴子と焼き穴子を食べ比べできる、贅沢なお弁当です。
包装紙も銀河のマークが入った特別バージョン。しっかり原材料表示がされているのはいいですね。
お品書き。
穴子、海老、さわら、厚焼き玉子、森林どりの天ぷら、ローストビーフ、ままかり・・・定番メニューが並んでいますが、全体としてはボリュームたっぷりです。
そして、中身はこちら!
今回は、子供と2人でシェアしました。2人とも満腹にはならないけれど、腹八分でちょうどいい感じ。もし私1人で食べたら満腹でした。もちろん、美味しくいただきました。
スイーツ:瀬戸田レモンケーキ「島ごころ」
広島出発後に4号車で配布されます。16時台、ちょっと遅めの「おやつ」ですね。
味は、予想通り、美味しいです。
レモンケーキ、本当に美味しいんですけど、だからこそ、残念だったこと。それは、広島以降の車内でコーヒーや紅茶の入手が困難なことです。
温かいコーヒーか紅茶があったら、私としては、10倍ぐらい満足感が高まっていました(^^)
個人的に持ち込んだ飲食物
・ペットボトルの水(1リットル)
・小西酒造の「吟醸 ひやしぼり」
・黒豆せんべい
途中で購入した飲食物(お土産以外)
・岡山の「はせい」さんの「桃太郎ねぎ天」
・福山の「ばらもち本舗 千萬喜家」さんの「きなこ安倍川餅」
これぐらいの量で、下関到着時には2人ともほどよい空腹。夕食も楽しむことができました。
6、予約方法
2022年2月時点で、WEST EXPRESS 銀河に乗るためには、日本旅行のパッケージ旅行商品に申し込む必要があります。詳細は、WEST EXPRESS 銀河のWEBサイトからご確認ください。
7、料金
山陽コースの場合、「往復の列車+宿泊」のセットで、1人当たり2万円台~という価格帯です。乗車区間、利用する設備、往復「銀河」を利用するか片道新幹線を利用するか、利用するホテル、利用人数、等々の条件によって大きく料金が変わります。
今回の旅行は、往路は銀河、復路は小倉から新大阪まで新幹線。下関の「ヴィアイン下関」というホテルに宿泊するプランで、大人1名36400円でした。かなりお得感が高い価格設定です。
小学生向けのこども料金も設定されています。利用するホテルによって、大人より7000円程度~1万数千円安くなります。
乳幼児向けの料金は設定されていませんので、申し込みの際、日本旅行さんに年齢と人数を伝えて、利用可否と料金を確認する必要があります。
今回私と一緒に旅行したのは、6歳の未就学児1名。列車の座席は使わず、ホテルは添い寝利用という扱いで、特に追加料金なしで参加させていただくことができました。
なお、往復の列車と宿泊がセットになった旅行商品なので、銀河単独の料金は明示されていません。
8、子供連れおすすめ度
・おすすめ年齢:3歳以上(乳児も問題なし)
・おすすめシーズン:冬(夜行列車の雰囲気が長時間味わえます。)
・トイレ充実度:★★★★(おむつ交換は5号車のみ)
・大声許容度:★★★★★(特にグリーン個室は◎)
・飽きない度:★★★(ゴロゴロできる席がおすすめ)
・総合点:★★★★
長時間乗車しても楽しめるような車内の設備は充実していますが、途中で外に出られるチャンスが少ないのが、残念なところです。
とはいえ、車窓は海も山も建物も色々楽しめますし、忙しく仕事するようなお客さんはいないので、子供連れでも安心して乗ることができます。子供の長距離列車デビューにぴったり!
親としても、3~4時間の新幹線や飛行機より、ストレスを感じずに乗れる列車です。
以上、WEST EXPRESS 銀河 山陽コース下りの記録でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
【乗車記】WEST EXPRESS 銀河 紀南コース上り(2021年7月)
1、乗った列車の情報
乗車日:2021年7月
会社・路線:JR西日本 紀勢本線・阪和線・大阪環状線・梅田貨物線
区間:新宮→京都(乗車は新大阪まで)
車両:117系(WEST EXPRESS 銀河、M117編成)
乗車設備:グリーン個室(プレミアルーム)2~3人用
人数:おとな1名、こども1名
2、コース
紀南コース上りのWEST EXPRESS 銀河は、新宮をお昼12時に出発し、10時間以上かけて京都まで走ります。
(JR西日本のニュースリリース(2021.5.13)から引用)
新宮を出発すると、紀伊勝浦・太地・古座・串本・周参見・白浜・海南・和歌山・日根野・天王寺・新大阪と停車し、京都へ向かいます。それ以外にも、数ヶ所で「運転停車(※)」があり、特急「くろしお」はもちろん、普通列車にまで道を譲ります。
※運転停車:乗務員交代や列車行き違いなどのための停車。乗客は外に出られません。
これだけ見ると、子供が10時間もの長時間の乗車に耐えられるか、ちょっと不安かもしれません。
しかし、紀南コースの上りは、途中で下車して散策できる駅も多いですし、WEST EXPRESS 銀河の車内の過ごし方の自由度も非常に高いので、意外と飽きずに過ごせると思います。
また、周りのお客さんも、新幹線のような静かな空間を求めていないので、多少騒いでも、笑って見守ってくれる方がほとんどのはず。子供連れで長時間でも、安心して楽しめる列車です。
3、乗車の記録
11:30~12:00 新宮駅発車前
銀河の旅がもうすぐ始まります!
11:45頃、6号車を先頭に、WEST EXPRESS 銀河が入線します。
こちらは最後尾、1号車。
もうすぐ出発!
12:00、新宮駅出発
先頭付近で、たくさんの方が見送ってくださいました。こちらも、笑顔で手を振って答えます。
新宮を出発すると早速、進行方向左側に「王子ヶ浜」が見えてきます。車掌さんによる、詳しい案内がありました。車窓の観光案内は、観光列車ならではの楽しみですよね。
今回私が乗ったのは左側・海側の個室だったので、部屋からゆっくり海を眺めることができました。右側の個室の方は、ぜひ、時々フリースペースに出て楽しみましょう!
12:21~12:43、紀伊勝浦
停車時間は22分間。ホームに出てゆっくりできます。
12:50~13:05、太地
「おもてなし」で、クジラの竜田揚げをいただきます。
太地出発後は、お待ちかねの昼食タイム!(内容については後で詳しくご紹介します)
紀伊田原駅で長時間の運転停車。普通列車と「パンダくろしお」に道を譲ります。
14:18~14:36、古座
1時間以上車内に滞在していたこともあり、外に出ている方が多かったです。
14:46~15:42、串本
紀伊半島の南端です。13時過ぎの昼食からあまり時間が経っていませんが、早くも軽食タイムです。(内容については後で詳しくご紹介します)
16:22~17:13、周参見
夏だったのでまだ明るかったですが、冬場だと暗くなってくる頃です。暑い中、駅から5分ぐらい歩いて、海水浴場で海水に触れてきました。砂浜に行くと子供はとても喜びますが、濡れると大変なので要注意です⚠
駅に戻った後の「銀河アイスコーヒー」(駅で販売してました)が美味しかった!
周参見を出ると夕食のお弁当が配られます。(内容については後で詳しくご紹介します)
しかし。
13時過ぎにボリュームたっぷりのお弁当をいただき、15時にカツオの刺身をいただいてからの、17時にボリュームたっぷりのお弁当は、小学生だけでなく大人にも結構ヘビー💦
新大阪や京都で降りるまでにゆっくり食べるか、自己責任で翌朝の朝食にしてもいいかもしれません。私は、1食を海南発車後に子供と2人でシェアし、残り1つは持ち帰りました。
17:42~17:55、白浜
そろそろ皆さん疲れてきたのか、停車中に車外に出る人は少なくなってきました。
白浜を出ると紀伊田辺で運転停車。ここで、車掌さんが交代します。
新宮から紀伊田辺まで、約6時間走りましたが、実は100kmちょっとしか進んでいません(^^;)
※写真は別の日のものです。
紀伊田辺から先は複線になり、停車駅も少なくなり、117系の本領発揮!という感じです。ここから先は、ほぼ車内で過ごすことになります。
子供にはちょっと退屈な時間帯。車内探検は、昼間より、この時間帯がいいかもしれません。グリーン個室やクシェットなら子供がゴロゴロしたりお昼寝したりできるので、おすすめです。
19:33~20:10、海南
海南市のキャラクター「海ニャン」が迎えてくれました。観光のための長時間停車は、これで最後です。
20:21~20:25、和歌山
ここ和歌山駅で、再度車掌さんが交代します。そして、ずっと走ってきた紀勢本線から阪和線に変わります。私たちは少し疲れて部屋で引きこもり状態、子供が寝てたので、外に出るわけにもいかず、このあたりの写真はありません💦
20:56~20:58、日根野
ニュースリリースの時刻表では停車駅になっていますが、実際には通過(運転停車)扱いでした。よく分からないですが、やはり部屋にとどまっているので、特に影響はありません。
21:32~21:34、天王寺
ラッシュも落ち着いた時間帯。天王寺で阪和線から大阪環状線に入り、梅田貨物線を経由して、新大阪へ向かいます。
21:51~21:54、新大阪
京都行きの銀河ですが、私たちは、新大阪でお別れ。京都に向かう銀河を見送って、帰宅しました。
以上、新宮から新大阪までの乗車の記録でした。
4、車内
昔、京阪神で新快速として走っていた117系電車の改造車、6両編成です。詳細はWEST EXPRESS 銀河の公式サイトもご覧ください。
1号車
「ファーストシート」という名前のグリーン車です。
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
車内はこんな雰囲気。
この「ファーストシート」は、夜行での1人旅や、昼行で親しい2人組での旅行にはピッタリで快適かもしれません。しかし、子供連れにはちょっと使いにくそうな印象です。座席の状態ではお昼寝したりゴロゴロしにくいですし、ベッドで2人だと窮屈だし、3人以上だと2区画に分かれるし、グリーン車だからあまりうるさいのも迷惑だし・・・
私なら、子供連れで乗る時は、他の種類の座席を選びます。
ちなみに、1号車の先頭側のデッキは、グリーン車専用のフリースペース。グリーン車の人しか入れません。
2号車
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
基本は、3号車のリクライニングシートや5号車のクシェットと同じです。男性はもちろん利用できませんが、「母+女の子」の旅行なら、女性専用車のクシェットはおすすめです。(おそらく、女性専用車両は、競争倍率低めです。)
3号車
フリースペース「明星」、「リクライニングシート」、「ファミリーキャビン」の3つのパートに分かれています。
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
2号車寄りは、フリースペース「明星」。子供にはちょっと高い椅子ですが、座ってしまえば、机の高さはちょうどいい感じです。
車両中央部は普通車指定席「リクライニングシート」。
広々とした座席「リクライニングシート」が20席並んでいます。とても快適そうな座席なのですが、昼寝したりゴロゴロしたりという身動きがとりにくいので、ファーストシートと同様、子供連れでの長時間の乗車には、ちょっとストレスかもしれません。
そして、4号車寄りにあるのが、コンパートメント「ファミリーキャビン」。
3~4人で利用できる半個室のスペース「ファミリーキャビン」は、完全に家族向けです。乳児のいる家族なら、ここが絶対おすすめ。やはり、フラットな空間は安全安心ですし、家族全員で川の字で寝るのも、楽しい思い出になるはず。ぜひ使ってみたい部屋です。
難点を挙げるとすれば、「半個室」というところ。通路との境目に鍵がなく、カーテンで仕切られるだけなので、プライバシー的には若干不安かもしれません。そして、入口が狭いのとイスがないので、体が不自由な方がいると使いにくいかもしれません。
という感じで、私も、ぜひ家族で使ってみたい席なのですが、2室しかないこともあり、なかなか当選しません・・・
4号車
「遊星」という名前のフリースペース。乗車している人は誰でも利用できる場所です。
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
日本旅行のスタッフの方は、通常、4号車で待機されていますし、車内販売も4号車で行われます。各駅から乗車する時も、4号車から乗ることになっています。お弁当の配布も4号車。
ということで、乗車中に何回かは必ずお世話になる場所です。
3号車側から見ると、こんな感じ。
手前は大人が立って利用する高さのカウンター。中央付近はベンチ風の席です。記念写真撮影用の日付入りのボードと、SNS投稿用のボードが設置されていました。
4号車のフリースペースは照明も明るいので、お客さんが少ないタイミングを狙って、家族で乗車記念の写真を撮るにはピッタリの場所です。時間帯によっては、車内販売の方や日本旅行の係員さんがいらっしゃるので、撮影をお願いすることもできますね。
その奥、5号車寄りは、4人掛けのテーブル席が4つあります。テーブルには、ボードゲームのマス目が刻み込まれているのですが、オセロ?チェス?将棋?4つそれぞれ違うので、遊ぶ時はよく見て選びましょう。
ちなみに、2021年度に乗った時は、感染防止のためのパネルが設置されており、ゲームの駒などの貸出もありませんでした。
もちろん、景色を見ながら家族で食事するのにもピッタリのテーブルです。
5号車
「普通車指定席」「ノビノビ座席」「クシエット」という3つの呼び名がありますが、一言で言えば、2段ベッドです。
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
車内は、2段ベッドが向かい合った4人用の区画が4つと、バリアフリー対応の区画が1つ。
お手洗いもバリアフリー対応です。
特に夜行の場合、ゆっくり横になって寝られるのは、ノビノビ座席の大きなメリットです。昼行の場合は、座り心地は座席には敵いませんが、長時間の乗車中、いつでも寝転んでお昼寝できるのは、大きなメリットです。ベッドの幅も広いので、大人1人+幼児1人なら十分に寝られる広さです。
そして何より。3歳ぐらい~小学生ぐらいの子供なら、単純に、2段ベッドが嬉しいはず(^^)。また、下段から床面までの高さが低いので、下段であれば、赤ちゃん~幼児を寝かせてもあまり危険がないのも有難いポイントです。
一方で、各ベッドは、頭側が薄いカーテンで仕切られるだけなので、プライバシーがしっかり確保されているとはいいがたいのが難点かもしれません。赤ちゃんの授乳は、授乳ケープとカーテンで隠れてするか、2号車の女性用パウダールームを利用させてもらうのが良さそうです。
そして、5号車のトイレは、おむつ交換台付き。小さい子供連れにも安心です。(他の号車のトイレにも、小さい子供用のイスがあります。)
ということで、ノビノビ座席「クシェット」は、子供連れにもおすすめです。
6号車
運転席のすぐ後ろに、フリースペース「彗星」、そこから後ろにグリーン個室「プレミアルーム」があります。個室の通路は、進行方向と平行ではなく、への字型。個室は台形で、独特な形です。
(車内の見取り図:WEST EXPRESS銀河のサイトから引用)
6号車のフリースペース「彗星」は、グリーン車以外の乗客が前面展望を楽しむことができる唯一の場所。(1号車はグリーン車専用なので。)子供も喜ぶスポットです。
ちなみに、運転席付近は、改造前の117系の雰囲気そのまま。そのため、運転席との間の窓は高めで小さいです。小さい子供は抱っこしてあげる必要があります(^^;)
側面の窓が開けられます。
次は、グリーン個室「プレミアルーム」
1番から5番まで、5室あります。1人用個室が1室ありますが、家族連れの場合は、4室ある複数用個室が最適です。
乗ってみないと見られない、2人用個室の室内の様子はこちら!!
窓側を向いて座れるソファーのようなシートです。背もたれを窓の方に向かって動かすと・・・
2人ぐらいで寝られるベッドになります。夜行列車ではシーツが用意されますが、今回は昼行ということで、ありませんでした。
鍵も閉められる個室の「プレミアルーム」は、子供が泣いたり騒いでも安心。赤ちゃんの授乳も室内で落ち着いてできます。広いベッドは、両親+子供2人ぐらい寝られる広さ。
ということで、乳幼児を連れて家族で乗るのにもおすすめです。
ベッドと床面の段差が大きいのが、小さい子供には少し心配ですが、段差があるのは横方向ではなく足元なので、あまり気にしなくてよいと思います。それより、寝転びながら景色が見られるベッドの高さを楽しむのがおすすめです。
ベッド・ソファーからテーブルをはさんで反対側には、1人用の座席。最も机が使いやすいのはこの席です。意外と居心地が良い場所でした。
そんな感じのゆったりした個室。私は、小学生の息子と2人で、若干スペースを持て余しつつも、ゆったり過ごすことができました。
おすすめはどの座席?
WEST EXPRESS銀河の中で、私も息子も断然おすすめなのが、グリーン個室「プレミアルーム」です。
扉が閉まりカギがかけられるというプライバシーがしっかり確保されている個室なので、やはり安心です。室内では周りに気を使う必要はないですし、最近は、堂々とマスクを外して過ごせるのも、個室のメリットですね。
赤ちゃんや未就学児を連れて行く場合にも、座る・寝る場所が確保できますし、多少騒いでも迷惑がかからないので、とても気が楽です。
そして、次におすすめなのが「クシェット」。せっかくの銀河、2段ベッドでゴロゴロしながら自由に過ごすのは、他の列車ではできない、とても贅沢な、楽しい経験です。
また、乗ったことはないのですが「ファミリーキャビン」も、小さい子供連れの家族には使いやすい座席です。
選ぶ時の参考にしてください。
5、飲食
紀南コースの上りでは、昼食のお弁当、軽食、そして夕食のお弁当がありました。
昼食「熊野を感じるお弁当」
見た目もきれいですし、普通に美味しいです。紀南の食材を使っていて、旅の思い出を語りながら食べるのにもちょうどいい内容です。お弁当に冷製スープなんて、初めてでした。
太地出発後に配られますが、長時間の運転停車中に食べると、列車が揺れてこぼしたりする心配も少なくて、安心です。
なお、車内では、お茶や水などの飲み物は配布も販売もしていない(もちろんお酒もない)ので、新宮駅出発前にコンビニなどで多めに買っておくと安心です。持ち込みは自由です。
軽食 生かつお刺身
串本駅停車中に、駅から徒歩数分のお店で、かつおのお刺身をいただくことができます。添乗員さんの先導で、グループに分かれて、「萬口」さんというお店に向かいました。この時間帯は、銀河利用者の貸切営業!
そして、出てきた、お刺身。
かつおのお刺身に、特製のたれがかかっています。醬油ベースでゴマの香りのするタレだったかな・・・
もちろん、美味しくいただきました。何よりも、普段あまり魚を食べない長男が完食したというのが、美味しかった証拠です。かつおが良かったのか、タレが良かったのか、場所が良かったのか、タイミングが良かったのかは、今となっては分からないですけど(^_^;)
ボリュームたっぷりのお弁当をいただいた後なので、お腹に負担にならない程度の少なめの量だったのも良かったです。
夕食「すさみ銀河弁当」
夕食は、「ホテルベルヴェデーレ」で作られた「すさみ銀河弁当」です。
内容は、
・すさみけんけんカツオの煮物
・すさみイノブタ(イブ美豚)の生姜焼き、コロッケ等
・すさみスルメイカの煮込
等々。
予想通りボリュームたっぷりで、長男と2人、1食でちょうどいいぐらいの量でした。残った1食は自宅へのお土産にしました。(賞味期限もあるので、このあたりは自己責任で。)
銀河での飲食、気を付けるポイントは?
銀河での旅行中の食事についてご紹介しました。お弁当は昼も夜もボリュームたっぷりなので、普通の人なら、量が足らないということはありません。ただ、水やお茶・アルコールなどの飲み物は、車内で入手できないので、事前に入手しておくのがおすすめです。(新宮駅前にはローソンがありました。)あとは、必要に応じて、お菓子やおつまみも少し持っておけば、長時間の旅でも、空腹で困ることはありません。
6、予約方法
2022年2月時点で、WEST EXPRESS 銀河に乗るためには、日本旅行のパッケージ旅行商品に申し込む必要があります。詳細は、WEST EXPRESS 銀河のWEBサイトからご確認ください。
7、料金
紀南コースの場合、「往復の列車+宿泊」のセットで、1人当たり2万円台後半~という価格帯です。乗車区間、利用する設備、往復「銀河」を利用するか片道「くろしお」を利用するか、利用するホテル、利用人数、等々の条件によって大きく料金が変わります。
小学生向けのこども料金も設定されています。利用するホテルによって、大人より5000円程度~1万数千円安くなります。
乳幼児向けの料金は設定されていませんので、申し込みの際、日本旅行さんに年齢と人数を伝えて、利用可否と料金を確認する必要があります。列車の座席を使わず、添い寝利用に対応しているホテルであれば、追加料金なしで参加が可能です。
なお、往復の列車と宿泊がセットになった旅行商品なので、銀河単独の料金は明示されていません。
8、子供連れおすすめ度
・おすすめ年齢:3歳以上(乳児も問題なし)
・おすすめシーズン:いつでも
・トイレ充実度:★★★★(おむつ交換は5号車のみ)
・大声許容度:★★★★★(特にグリーン個室は◎)
・飽きない度:★★★★(ゴロゴロできる席がおすすめ)
・総合点:★★★★
長時間乗車しても楽しめるような設備やイベントが充実しているので、子供連れでも安心して乗ることができます。子供の長距離列車デビューにぴったり!
親としても、3~4時間の新幹線や飛行機より、ストレスを感じずに乗れる列車です。
以上、WEST EXPRESS 銀河 紀南コース上りの記録でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。